今昔結婚事情

ここ数週間は日本文学のレポートに着手していました。
課題は2つで、まずは1つ目。
内容は、日本の古代文学作品から、古代と現代の
男女の在り方を述べよ、といったもの。

今までのレポートで、一番時間がかかりました・・・。
読まないといけない文献数も多かったです。
でも、レポートの中身は・・・。

自分の出した結論としては、社会の考え方や背景が違えど、
男女の抱く感情は今も昔も変わらない、というものでした。

それにしても、日本文学のレポートなのか、社会学のレポートなのか、
よく分からないものになってしまった感はあります・・・。

私が着目したのは、「近親婚」と「一夫多妻」について。
現代においては、どちらも禁止とされています。

近親婚については、古代では異母兄妹の結婚は
普通に行われていたことは、歴史からも文学作品からも分かります。
ただ、同母兄妹については、古代でもタブーとされていたようです。
古事記に同母兄妹の結婚の悲劇が描かれています。

しかし、この辺って、生物学的にというか・・・うまくできていますよね。
自分も妹がいるわけですが、恋愛感情は一切持ったことはありません。
従姉妹も同じく。
何か、DNAがそうさせているんですかね。

一夫多妻制については、厳密には、戸籍の考え方から、
古代でも違反であったようです(参考文献[1])。
ただし、いわゆる妾としては許されていたようです。
理由は、跡取りを持つこと。

ちなみに、側室は明治天皇まで設けられ、大正天皇以降は、
一夫一婦主義を取っています(参考文献[2])。

古代の一夫多妻制に対する女性の気持ちは、
藤原道綱母による「蜻蛉日記」に記されています。
ちなみに、この蜻蛉日記ですが・・・

夫 に 対 す る 不 満 が つ ら つ ら と 書 か れ て い る ら し い 。

しかも21年分。
書き始めは「世の中にある物語って、ありふれたものばかりだよね。
ありのままの日記を書けば珍しがられるかも!
思い出しながら書くから、若干あやふやな部分もあるけど、
書かないよりはマシでしょ?」みたいな感じ・・・。

確かに私のレポートに大いに役に立ちました・・・。
やはり女性側からすると、他の女性のところに通うことに対し、
不快感を感じるようです。
ただ、道綱母はプライドが許さないためか、夫の藤原兼家に
つらく当たります。

この辺は、現代でも変わりなく。
まあ、現代の場合は、男女の立場が逆転する可能性もありますけどね。
そんなわけで、自分の結論がでました。

結構古典文学って、赤裸々なことが記述されているんですね・・・。
他にもレポート作成に使用した参考文献があります。
堅苦しくない本ですので、こちらは通読してみたいなーと思っています!

参考文献
[1]道綱の母の結婚 : 一夫一妻制論を考える
 http://ci.nii.ac.jp/naid/110000993768
[2]加藤秀一:<恋愛結婚>は何をもたらしたか、ちくま新書
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