ヨルダン・イスラエル旅行(5日目-4:聖墳墓教会)

エチオピア正教の会堂を抜けると、聖墳墓教会の前に出ます。

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2階部分の右側の窓の前に梯子がありますが、この梯子は150年近く
現在の場所に置かれたままとなっています。
梯子自体は、朽ちたら交換しているそうですが、位置は変えては
いけないことになっているそうです。

入口右側の格子状の柵でふさがれている部分があります。
これが第10ステーションです。
ここでイエスは服を脱がされます。
「頭から足の裏まで、満足なところはない。打ち傷、鞭のあと、生傷はぬぐわれず、
包まれず、油でやわらげてもらえない。」(イザヤ1:6)

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教会に入って、右側の階段を上ったところがゴルゴダの丘です。

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第10ステーションを内側から覗きます。

CIMG1161.jpg

その奥が第11ステーション。
イエスが十字架に釘付けにされた場所です。
「獅子のようにわたしの手足を砕く。骨が数えられるほどになったわたしの
体を彼らはさらにものにして眺め」(詩編22:17-18)
「そこで、彼らはイエスを十字架につけた。」(ヨハネ19:18)
写真では見づらいですが、釘付けの祭壇があります。

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第11ステーションからみて左側に第12ステーションがあります。
第12ステーションは、イエスが十字架上で息を引き取った場所。
「三時にイエスは大声で叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」
これは、「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか。」という
意味である・・・しかし、イエスは大声を出して息を引き取られた」(マルコ15:34-37)

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イエス像の下には、小さな祭壇があります。
ここに十字架が立てられたとされる岩があります。

IMG_0747.jpg

実際に見てみたかったのですが、非常に並んでおり、かつゴルゴダの丘での自由時間は
15分だったので、たぶん列を待つことはできない・・・。

その右に悲しみのマリアの祭壇があります。
息を引き取ったイエスが十字架から降ろされた場所です。
ここが第13ステーションです。
「夕方になると、アリマタヤ出身の金持ちのヨセフという人が来た。
この人もイエスの弟子であった。この人がヒラトのところに行って、
イエスの遺体を渡してくれるようにと願い出た。
そこでピラトは、渡すようにと命じた。」(マタイ27:57-58)
祭壇の列で、全体像は撮れず・・・。

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階段を降りたところに、塗油の石があります。
十字架から降ろされたイエスの遺体はここに置かれ、身体に油が塗られた場所です。

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触ってみると、何やら香料の混ざった何かが塗られている模様。
その前に、大きな絵があります。

右から、イエスが十字架から降ろされている様子。

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真ん中が、遺体が置かれた様子。

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最後が、お墓に入れられる様子。

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塗油の石の先に、イエスの墓があります。
これが第14ステーション。最終ステーションです。
「岩に掘った自分の新しい墓の中に納め、墓の入り口には大きな石を
転がしておいて立ち去った。」(マタイ27:60)
こちらも列ができており、外観だけの見学となりました。

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その反対側にはギリシャ正教の祭壇があります。
(ちょうど掃除中になり、立ち入ることができなかった・・・。)

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いろいろと説はあるようですが、これはイエスの本当の墓ではないそうです。
イエスの墓の奥に祭壇があり、暗闇の奥に同じ時代のお墓が存在します。

IMG_0768.jpg

IMG_0769.jpg

さらに先に進むと、マグダラのマリア礼拝堂があります。
マグダラのマリアは、香料を持ってイエスの体に油を塗った女性です。

IMG_0772.jpg

第12ステーションにあった、十字架が立てられたとされる岩を
下のフロアから見ることができました。

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ゲッセマネの園で逮捕され、裁判で死刑が確定し、十字架を背負わされ、
最後に十字架に釘付けとなったイエスの人生を追ってきました。
でも、そもそも、イエスってなんで釘付けにされたんだ??

Wikipediaによると・・・
「自らをユダヤ人の王であると名乗り、また「神の子」あるいはメシアであると
自称した罪により、ユダヤの裁判にかけられた後、ローマ政府に引き渡され
磔刑(はりつけ)に処せられた。」
とのこと。
当時のユダヤ教のトップにとって、イエスの信者が増えていくことは
良く思わなかったのでしょうか。

そこから、イエス生誕以降のことを記述した新約聖書が出来上がり、
旧約聖書のみを聖書とするユダヤ教と、旧約聖書と新約聖書を聖書とする
キリスト教に分かれていきました。

旧約/新約の違いは、神との契約形態の違いを表しています。
旧約は、モーセと神ヤハウェの契約である「十戒」のように、
ヤハウェが人々を守るという内容になっています。
旧約では、まだメシア(救世主)は存在していないと考えられています。
ユダヤ教におけるメシアとは、神殿を建て直すことができる人になる
わけですが、現状難しいでしょうなぁ・・・。
イスラム教地区になっているわけですし・・・。

新約は、旧約に対する呼称です。
そのため、ユダヤ教には旧約という概念はありません。
イエスによって神との契約が更新されたと考えた昔の人たちが
このように呼ぶようになり、キリスト教の聖書の1つとなりました。
キリスト教では、メシア(救世主、神の子)はイエス・キリストです。

そりゃあ、キリスト教にとっては、イエスを殺したユダヤ教は気に食わないわなぁ。
ユダヤ教にとっても、勝手にメシアを名乗りはじめりゃ、気に食わないわなぁ。
う-ん・・・。

今回の旅行で回った観光地に関するストーリーが一本につながった。
少し、ユダヤ教とキリスト教への理解が深まった!
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テーマ : アラブ・中東
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30代に突入した技術者。
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