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富士山旅行(3日目-2:青木ヶ原樹海洞窟探検2)

国内旅行
04 /30 2018
ところで富士山を絵に描くときに、てっぺんから少し下のあたりに
ギザギザの線を入れますよね。
このギザギザは、森林限界線を知らず知らずのうちに描いているそうです!

富士山は冬場に雪が降り、GW明けでもまだ降っています。
しかし、木があるところは、木から雪が落ちて、白い部分が見えなくなりますが、
森林限界を超えるところでは木々がないため、雪が解けるまで
白く見えるのだそうです。

というわけで、樹海散策の続き。

樹海は、実は土の厚さはそんなに深くなく10cm程度なのだそうです。
その下はもちろん溶岩が冷え固まった部分。
ではなぜ木々は生えることができるか?
これは苔により水分が供給され、生命を維持できるのです。

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ふと、木が鳴く音が聞こえてきました。
ギシ・・・ギシ・・・という音です。
これは木と木が擦れ合って発せられる音なのだそうです。
下の写真で擦れ合っているところから音が発せられました。

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この擦れは山火事の原因にもなるようです。
青木ヶ原樹海は湿気があるため、山火事は起こりませんが、
例えばカリフォルニアなどでは木々の擦れにより発火し、
山火事になる事件がしばしば起きているとのこと。

先人たちはこの木の様子を見て、摩擦による火種の起こし方を身に着けたようです。

なぜかちょっと浮いている木がありました。

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これは倒れた木から幼木が成長し、最後土台となったであろう倒れた木が
なくなったため、このように根元に空洞ができるそうです。
例えば写真の、木の根元にある倒れた木から、幼木が成長するというケースです。
このような木は、樹海内で結構見られました。

青木ヶ原樹海にはツキノワグマも生息しています。
木にその爪痕がありました。

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木の中にハチが巣を作っているのを嗅覚で検知し、取り出そうとした跡だとか。
しかし、クマは諦めてしまう。
一方諦めきれなかった奴がいる。

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ご丁寧に木炭が入っていました。

これまた変わった木が紹介されました。

IMG_1080.jpg

何らかの理由でいったん倒れてしまったが、もう一つの木に支えてもらい、復活。
その後は支えてもらった木を頼りに成長していったそうです。
樹海内ではこのような光景がいくつも見られます。
木々も支え合って生きているのです。

だんだんと本当に遊歩道か・・・?という↓のようなコースに入っていきます。

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なんとなく人の歩いた跡というか凹みが見られますが、知識ゼロでなんとなく
散策するのは難しいです・・・。
遊歩道とは程遠い感じ・・・。

その先にあったのは、本栖氷穴。
最初の鳴沢コウモリ穴より難易度が上がります。
ガイドさんの指示に従い、ゆっくり降りていきます。

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奥には氷柱が見られます。

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氷筍も見られました。

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洞窟内を見てみると、溶岩が溶けて冷え固まった様子が分かります。

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洞窟内は↓のような感じです。
ピントが合わないため、なかなかシャッターが切れませんでした。。

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洞窟の深さはそれほど深くありませんでした。

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天井を見上げると、岩肌が凍っている様子が見られました。
もう少ししたら消えるそうです。

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水が滴って、氷柱になった様子も!

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そして入り口から見た氷柱を洞窟内から。
ここまで大きな氷柱を見たのは初めてです。

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再び遊歩道に復帰していきますが、正直いつ遊歩道に復帰したか、
よくわかりませんでした・・・。
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kero-pi

30代後半の技術者。
趣味は旅行、駅ハイ。